2021年11月08日

流通・販路

飲食業界からの転身
商品を世界中へ展開する営業へ

PROFILE

  • Chang Kai Ti

    張 凱 迪

    営業本部 第三営業部 マネージャー

    1988年4月生まれ 台湾出身
    2015年11月入社。海外への輸出営業としてアジアだけでなく欧米や中東など幅広く担当。

僕は台湾で大学4年まで英語学科を専攻、卒業の頃に今後どうするか考え日本へ留学するチャンスがあったので金沢大学へ1年留学しました。その後はまた台湾へ戻ったので大学は5年半で卒業しています。その後兵役1年を終え台湾で一度就職しましたが、1年働いて日本へ来ました。

 

留学の経験から、もう一度日本へ行きたいと思っていたのですが、まずは台湾で日本の企業を探し、台湾にある日本のお好み焼きのチェーン店に就職しました。日本語が使える環境であったことと、料理にも興味があったので飲食業界に入ったんです。

 

もともと日本へ留学したきっかけは、台湾の大学在学中に国際ボランティアのサークルで留学生をサポートしていました。その中で中国語を話せない留学生のサポートをしていました。その中の日本の留学生の人達とすごく違和感なく馴染むことができたんです。よく日本の文化が好きでとかそういう人も多いと思うのですが特に日本にはまっていたわけではないんですよね。でも大学4年間の中で日本人とうまくやり取りできたことが日本に来るきっかけとしては大きいと思います。
専攻は英語だったのですが、実は英語文化がそこまで好きではないと勉強していく中ではっきりわかったんですよ。欧米のドラマは見ないけど日本のドラマの方が好きだとか気付いたんです。その中でこれから一生英語を使って仕事をしていくかと悩んで、もしかしたら日本の方がチャンスがあるのではないかとあえて卒業を伸ばして留学を選んだんです。金沢は食べ物も美味しくていい印象が残っていたので、台湾に戻ってからも英語に比べたら日本語は半分以下しか話せないけど日本で何かやりたいと思ったんです。

 

2014年に日本に来てからは、まず興味のあった料理を勉強するため専門学校へ行きました。でも卒業して資格があってもビザの関係でなかなか飲食業界で働くのは難しく、あとチェーン店であれば海外展開などもできるのですが、自分の希望する飲食店は個人経営の店が多いからやはり難しい。そこで一気に方向転換をしたんです。元々調理師になりたいわけではなく飲食業界が良かったんですけど、だったらもっと選択肢を増やして、消費財を海外で展開するような仕事も含め探してみようと思いました。そんな時、リベルタでの求人情報を見て、知り合いがベビーフットを知っていたことや、リベルタが色んな商品を扱っていることから自分が好きな商品もあるんじゃないかと思いリベルタに入りました。

 

リベルタ入社後の担当として最初は海外営業のアシスタントでした。先輩と組んで欧米や中東をメインとして入社後すぐに出張にも行きました。まだ何もできないのでとにかく一緒について行って覚える感じでした。2年目からアジア地域の担当にもなりました。これは自分としても大きく変わった時期かと思います。

 

営業の業務としては、欧米は発注や生産の手配、アジアはそれに加えて在庫管理の仕事が増えました。国内を担当する各部署との調整も結構あります。代理店との状況確認、売上状況やマーケテイング施策の確認などですね。ほとんどは既存の代理店とのやり取りが多いですが、既存の代理店からの紹介に加えアメリカや香港、イタリア、ドイツなどでの展示会を通じた新規得意先開拓の営業もありますね。

海外展開としてはリベルタの中でもベビーフット、QB、himecoto、つぶぽろん、スリンキータッチがメインですね。つぶぽろんは、台湾で2019年に色々施策した際ベビーフットよりも一気に売れたんですよ。もちろん全体を通してはまだベビーフットが一番ですが、次はつぶぽろん、himecotoですね。今年ベトナムの新規の代理店では、つぶぽろんだけでもかなりの売上があるんですよ。

 

つぶぽろん
https://liberta-online.jp/shop/product_categories/tsubuporon/

 

最初は、テストマーケティングをするので今年の実績は実は1、2年前にやったことが形になっています。売れるまで育てるのは結構時間かかるんですよ。今年のベトナムもそうですが2019年くらいに問い合わせが来て、一回テストマーケティングやオンライン施策をやってみたあと正式にやりましょうってなりました。ベトナムもコロナの影響も受けていましたが、代理店と時間をかけて密に取り組んだことで、今年に入ってからかなり売れるようになりました。3年間の時間をかけることで、しっかり成長していくのはとても嬉しくやりがいに感じます。今までやったことない事はとても新鮮に感じるので嫌だと感じることもありませんね。

コロナ禍になってからもそこまで影響はなかったと思います。アメリカでもすごくベビーフットが売れましたね。アジアも元々観光客へのアプローチではなくローカルの人向けの販売が多いのでそこまで影響しなかったんです。香港とかは逆に伸びたりしていました。東南アジアでは制限がありますが香港・台湾は大丈夫です。オフラインの売上は下がってもオンラインでの施策を強化したりもしています。欧州だとノルウェー周辺の4か国とかは普通に売れていますよ。

 

入社して6年くらいですが、リベルタは全般的にとてもいいなと思います。海外事業部自体はすこし独立して他の部署とはそこまでやり取りがありませんが、今年からマネージャーという役職について経営会議に参加するようになったことで、今まで表面上でしかわからなかったことも少しずつ理解できるようになりました。上場もしたのでこれからより商品の知名度が上がったりお客さんに知ってもらう機会が増えることを期待しています。

 

こんな言い方はおかしいかもしれませんが、ヨーロッパや中東、アジアも担当して、様々な国の代理店や人とやり取りして、マネージャーにもなって、正直RPGをやってるみたいな感じでおもしろいんです(笑)。今後、もしリベルタが他の国で事業展開などをしていった時、今の上海リベルタのようにそのような拠点ができればそこでの仕事もやってみたいですね。商品にかかわらず、事業をどのポジションでも対応できる人間になりたいです。企画は本格的にはやったことありませんが簡単な企画品も手掛けたりしましたし、管理や営業など、なにかあった時はすぐ対応できるような感じで、国や商品の制限なくどこでもいつでも対応できる状態になって動きたいです。

 

日本と台湾の架け橋というわけじゃないですが、多くの国を手掛けていく中でもし海外でのより幅広い展開があるならすぐにでも飛んでいきたいと思っています。

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