2022年01月27日
流通・販路
WEB上での接客として
今だからこそできる施策を
PROFILE
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KAZUYO DOI
土居和代
ブランド戦略部 直販課
2010年5月入社
入社当時から㈱リベルタのオンラインショップ運営を手掛けているECのエキスパート
服飾系の短大を卒業後、アパレルメーカーに就職し販売員を3年程経験、その後バッグブランドの企業に13年勤めていました。大阪出身なので大阪の店舗で販売員をしていたのですが、32歳のときに異動があり、東京本社にてPR担当として勤務を行っていました。リベルタへの入社は37歳の時ですね。
入社前にWEBの仕事に興味があったのでWEBの学校に通ってHTMLなどサイト構築に関する勉強をしていたのですが、リーマンショックの後ということもあり転職は非常に厳しい時期だったんです。しかもその頃は35歳を過ぎると面接の機会もなかなかもらえないような状況だったのですが、当時リベルタでオンラインショップの担当をしていた上司が応募者全員にまずは会ってみる、ということを決めていたみたいで面接を受けることができ入社することができました。
入社時はまだブランドも今のように多くなかったので美容や時計などのカテゴリー分けではなかったんです。私はリピーターも多い人気のデオドラント商品「クイックビューティー(QB)https://qbqb.jp/」と腕時計「ルミノックスhttps://luminox.jp/」をメインで担当していました。楽天のオンラインショップのページを改善したり、ブランドから新商品が発売になればそのページを作ったり、メルマガを作成して送ったりとかですね。当時はあまり自社サイトもなかったので楽天に力を入れていました。
未経験のため、本当に何にも分からず手探りの状態で更新を行っていました。でも、今になって思うことですが、やはりサイトの更新やサイト自体を良くするという発想は誰かに教えてもらってできるものだけじゃないと思うんですよね。販売員をやっていた経験を踏まえて身に付いた、商品を販売するためにはどうしたらいいか、お客様に何を伝えたらいいのか、という考え方は役に立ちました。オンラインショップは単純に考えるとWEB上で接客するってことだなと思ったんです。でも最初はそれをWEBにテキストやデザインとして落とし込みするのが難しかったですね。
以前の会社は大きい会社だったので仕事が縦割りで今やっている業務が全体としてどういう役割でどう繋がっているのか分からないままやっていました。上場企業だったのでルールもすごく厳しかったんです。でもリベルタに入社して、細かくこれやっていいですかって確認しながらやっていたら、自分で考えてどんどんやっていいよと言われてすごく驚きました。自由な発想が求められたんですよね。
それから、私はずっとオンラインショップを担当してきてもう12年目になります。同じ業務でキャリアを積めたのですごくありがたいと思っています。入社時はまだ会社としてもそこまで直販部門に力を入れてなかったので未経験ながら自由にやらせてもらえました。そこからだんだん「売上をあげていきたい」と自分で思うようになり、いろいろ勉強したり、セミナーにもたくさん参加して情報収集しました。こういうことをやって売上って作るんだということを知っていくうちに、もっと色々やってみたいと年々思うようになりましたね。
そして、時代の変化もあり直販部門がとても大事な役割となり、会社としても注力して売上あげてくぞ!ってなった今、既に知識を持っている状態になっているので本当にタイミングとしてはよかったなと思います。5・6年前にやるぞと言われても何もできなかったかもしれないですから。今まで勉強してきたことを実現できる機会として、ハードルは高いですが、積極的に施策を実施したりしていきたいと思っています。2013年や2014年に新聞やTVの情報番組で「ベビーフット」が大きく露出された際はオンラインショップの反響もすごかったのですが、直販としての仕掛けではなくブランドPRの受け皿としてのECの立ち位置だったんですよね。
転機は2019年、楽天オンラインショップの運用に対して外部コンサルをお願いし一緒に取り組んでみたことです。カビダッシュは楽天でランキング1位が取れるのではないだろうかとすごく熱心に提案してくれて、実際にやり始めたら年間26万円ほどの売上が今や1000万円以上売れるようになりました。直販だと、これからフリーズテック(https://lidef.jp/freezetech/)とリフレクトコスメ(https://liberta-online.jp/shop/products/reflect-02230002)に注力する予定です。心強いパートナーもあって、今まで勉強してきた知識を使って本領発揮できるかなと思っています。
2020年は自社サイトシステムの移行もありその頃はプレッシャーもありましたが、リベルタの中で現場の仕事をしてるからこそ新しい情報に触れられる機会が多くあり、本当によかったです。こういう仕事をしてなかったら年齢としてもWEB系とかそういう情報にどんどんついていけなくなると思うんですよね。今自分が行っていることは現場にいないとできない。自分がやったという部分の喜びがすごくやりがいになっていると思います。