2021年08月10日

企画・開発

「欲しい」と思ってもらえる
コンセプトを大事に

PROFILE

  • KAE ICHIKAWA

    市川夏衣

    企画部 企画課

    2019年新卒入社、企画課として入社し日用雑貨商品をメインに担当。

当初、業務課の採用募集で応募したのですが、採用の連絡は企画だったんです。企画のお仕事は新卒で出来るイメージはなく経験を積んでからなのかな?と漠然と思っていたのですが、企画の話をもらって、商品を作ったりするのは楽しそう!と思いました。

 

大学はコミュニケーション学部で、メディアやインターネットを使って伝える、表現するなどの、あらゆるジャンルのコミュニケーションを学んでいました。就活時は、やりたいことが漠然としていて決まっていなかったので、営業とか様々な職種でおもしろそうな会社を探していました。

その中でリベルタをみつけ、企画として採用された時は楽しく仕事ができそうっていうイメージで嬉しかったですね。なんで企画になったのかという理由は聞いてなかったんですけど、面接の時に、実家のカビがすごいという話をしたんです。カビがすごくて母も体調が悪くなったりするくらいカビに悩んでるという話をしたので、ちょうどその時期カビダッシュという商品が発売の時期だったこともあり、カビ関連の企画でいけるかもってなったのかもしれませんね。(笑)

 

入社後は、日用雑貨のカビトルネードに関する業務を先輩に付いて行っていました。日雑商品は企画と開発も一緒にやっているので、OEM先とのやりとり、売れる傾向などを調査して色々勉強した後、自分ではじめて担当したのは、カビトルネードの「再発防止クリーナー スティックタイプ(ドラム式用※縦型にも)」です。企画から開発として、処方やパッケージ、販促物の進行まで一連の流れを行わせていただきました。その後ママラクリーンの「まな板シート」なども担当しました。

今は、カビトルネード、シュワッチ、ママラクリーン、シミトリックも担当しています。

 

今年に入ってからは、4月に発売された新商品「ファイナルシャイン」を担当しました。

日々のお風呂掃除向けのデイリータイプ、頑固な鏡のウロコ汚れに最適なストロングタイプの2商品です。お家では浴室掃除を男性がやるケースが多く、カビダッシュもメンズ向けのパッケージでとても好評だったので今回もパッケージはメンズ向けにしました。

鏡用ウロコクラッシャーは、風呂の鏡に浮き出るガンコなウロコ汚れの最終兵器で、クエン酸&リンゴ酸でウロコ汚れをみるみる分解してくれます。根っこまで入り込むマイクロサイズの研磨剤と汚れをキャッチする粗粒研磨剤のはさみ打ちで、しつこかったウロコ汚れもあっさり除去してくれるんですよ。

 

ファイナルシャイン ウロコクラッシャー – LIBERTA ONLINE STORE (liberta-online.jp)

ファイナルシャイン 水垢ジェルパックスプレー – LIBERTA ONLINE STORE (liberta-online.jp)

 

パッケージを緑にしたのは、浴室洗剤では赤や黄色の商品が多かったこともあり、売り場での差別化として選びました。FSって略したのはカビダッシュの流れで、ロゴもあわせています。ちなみにリベルタのロゴに使っている六角形という意味もあるんです。

 

あと、6月に発売になったのが吸毛スポンジ「Q(吸)とくん」

これは、ポイっと洗濯機に入れるだけで、服に絡みつくペットの毛を吸着するランドリースポンジです。

 

私、実家で犬を飼っているんですけど服が本当に毛だらけになるので、毎日コロコロで取ってという作業が億劫だったんです。でも、このスポンジを洗濯時に2個入れるだけで服に絡みついた毛を取ってくれて、洗いあがりスッキリなんです。

 

自分でも悩んでいたのでこういう商品があったらいいなと思っていたのもあるのですが、今まで市場にあった商品は「毛がまったく取れない」・「全く役に立たない」等のマイナスのレビューが目立っていました。またある程度の毛を取ることが出来るコロコロは、実際すごく手間もかかるうえ「衣類を傷める」との声も多くみられていたので、手間なく、毛だらけの衣類をスッキリと洗い上げる商品を作りたい!と思って企画しました。

 

あまり大きすぎず、小さすぎない今のサイズに決めました。形は水車のように回って、毛を絡みとってくれるイメージでこの形にしました。サンプルで真四角とかもやってみたんですが、やはり水車のイメージにした方がお客様もイメージしやすいかなと思って決めました。

ペットの抜け毛は、日々の積み重ねにより排水溝が毛詰まりを起こす原因となることもあるんです。でもこれは、水に浮いた毛を絡めとってくれるので、ペット用品を洗った後、洗濯機に毛が残りにくく、毛詰まりの影響を少なくしてくれます。

発売し始めてから店頭でも好調のようで、今後吸着系・ペット系の商品を増やしていきたいと思っています。

企画のお仕事は、パッケージとかを考えていくときが一番楽しいです。パッケージは外部のデザイナーさんに依頼する事も多いですが、これは社内の企画製作課の担当と一緒に進めました。こうした方がいいんじゃないかな、とか担当の方と年齢も近かったので一緒に切磋琢磨できて、それがすごく楽しかったですね。

 

企画として大変なところとしては、処方を組んでからの効果検証。なかなか納得のいくサンプルは1・2回ではできないので処方確定までがやはり結構大変です。

 

やっと発売が決まって店頭導入が決まっていくときも嬉しいんですけど、でも仕事としてどの瞬間が一番うれしいかと聞かれたら、実は社長に企画が通った時。やっとスタートラインに立った!という気持ちですごく嬉しいです。表現開発がむずかしく、社長に原稿を何回確認してもらったかわかりません。考えた企画を文章で落とし込むってすごく難しいので、もう無理!って思ったこともありましたが、やはりそこは一番大事な部分だと思うので粘り強く提案しました。

 

入社から、まったく企画という職種のイメージも分からないまま始めてみましたが、企画が楽しいし企画でよかったと思っています。当たり前かもしれませんが【欲しい】って思ってもらえるようなコンセプトを考えることを、モノを企画する上で一番大事にしていきたいと思っています。

 

「Q(吸)とくん」としては、今ペット市場もコロナ禍で大きくなっていて、悩んでいる人も増えているので、その中でほしいなと思うコンセプトを引き続き大事にしていきたいですし、せっかくペット市場に向けての商品を発売したので、ペット関連の商品も増やしていきたいですね。

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