2022年03月01日
企画・開発
新卒入社から6年
念願の企画担当としての現実
PROFILE
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RIKA TERUKINA
照喜名梨花
企画部 企画課
2016年新卒入社
入社時はマーケティング広報を担当、企画を志願し入社1年半後よりリベルタ新商品や主要商品の企画担当として活躍。
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新卒入社としてリベルタを選んだ理由はなんですか?
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小さい頃からそばかすが多かったのがコンプレックスだったのですが、初めてファンデーションを使った時のワクワク感やうれしさが忘れられず、高校生の時から化粧品に興味を持ち始めました。大学で化粧品コースを専攻し、リベルタ以外にも化粧品や美容業界で3社内定をもらっていたのですが、歯磨き粉のデンティスを知っていたことや、会社説明会の際に企業理念に感動し、第一候補として入社を決めました。
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最初はマーケティング広報でしたがどのような仕事をされていましたか。
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本当は企画志望だったのですがマーケティング広報として採用いただけたので、当初はメディアプレスとして、プレスリリースを書いたり、雑誌を中心にメディアキャラバンを行っていました。himecotoの「白わき姫」「白ゆび姫」など新商品も多く、「スリンキータッチ」「ベビーフット」などの主要商品、あとは日用雑貨のカテゴリーも増えた時期だったので「カビダッシュ」などですね。メディアキャラバンは今思うと正直結構きつかったですね。雑誌の企画にはまっていたら掲載につながるのですが、アプローチしても掲載される確率が低く、新商品が出るたびに多くの媒体にアポイントを取っていました。できるだけ掲載に繋がるように、各雑誌の特集は毎月確認して、各媒体に合わせて商品説明を行うようにしていました。
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企画に異動となった経緯や業務内容を教えてください。
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上司との面談時に「3年後どうなりたいか」を聞かれることがあったんです。その時、企画をやりたいという話をよくしていたのがきっかけです。企画部に異動した当時は企画と開発が部署として分かれていなかったのですが、担当ブランドを任されて、そのリピート発注なども行っていました。
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企画としてどのような商品を担当されてきましたか。
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himecotoの「美バスト姫」「美ネック姫」温和漢ブランドなどは企画から担当しました。それ以外には「スリンキータッチ」のリニューアルや「セルフスパ薬用美白ボディーミルク」も担当しています。昨年からは「ベビーフット」の担当にもなり、「保湿密封ソックス」「薬用殺菌消臭石けん」を企画進行しました。あと、白髪染め「カラッシュ」も担当した商品です。
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企画数などの担当はどのように決まっているのでしょうか。
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企画課全体で年間30商品を目標として、5~10は担当としてやっていると思います。ひとり何個とか均等に分かれているわけじゃなく、担当ブランドからの新商品に加え、企画立案は10商品以上、そこから3~5商品くらいが候補に残り、処方がうまくいけば実現するようなイメージです。
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どのように企画は考えていますか?またルーティン業務はありますか?
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市場では今どんなものが売れていて求められているかを参考にしたり、リベルタオリジナルの「お悩みチャート表」という、企画を考える上でのフォーマットがあるのですが、それを活用して悩みのニーズを深掘りして、今までにない訴求のモノを考えていますね。「美バスト姫」もそのチャート表から生まれた商品です。
一日のルーティン業務というと難しいですが、進行している企画に対して、開発担当と処方の打合せ、企画製作の担当とデザインや文言、訴求内容を考えて進行しています。
企画製作課と開発課と一緒に進行することが多いですが、営業部とは法人ごとの企画品の打合せを行ったり、新商品の法人営業が始まる前にデザインのたたきや販促物の内容の話し合いを行っています。商品全体を開発に薬事チェックして頂き、社内関係者の承認を得て入稿します。
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今まで一番大変だったことはなんですか。
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いつも大変すぎて・・笑 でも記憶の中で一番大変だったのは、himecotoやスリンキータッチのリニューアルですね。リニューアルは新商品と違いもともと売上があるものなので、営業側からの要望も多いんです。企画に移動して2年目位のタイミングだったので、その要望や意見をすべて受け入れてしまいそうになる。でもそれだと駄目じゃないですか。その取り入れる・取り入れないの選択が難しかったですね。正直、辞めたほうが良いんじゃないかと思ったことも何回かありました。時間がかかりうまく進められず、私には向いていないのではないかと。その時は上司に何度も相談にのってもらい、無事リニューアルに至りました。
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今までで一番うれしかったことはなんですか。
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企画した商品でも廃盤になることもあるので、商品化されて単純にうれしいということではないんですよね。昨年企画したベビーフットの保湿靴下はとても売れ行きがよかったので、やっと企画してよかったと思えるようになりました。どちらかというと、もともと化粧品関係をやりたくて、化粧品で人の役に立ちたいと思ってきたのに全然出来ていない自分がふがいないと思うことの方が多いかもしれません。新商品が発売となった時は一瞬うれしいですが、正直もう少し売れると思ったのにな・・と思うことの方が多いです。
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入社前にイメージしていた「企画」という業種に対して何かギャップはありましたか。
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思っていたイメージに近い感じではありました。リベルタ商品は「悩み」から考えることが多く、人の悩みを解消できる商品を作りたいと思っていたのでそこは想像通りです。ただ、思っていたよりキャッチコピーを作るのが難しくてまだまだ能力が足りないと感じます。
大学は理系で作る側の科目が多かったんです。アイシャドウを作ったり、豚の皮膚を使って浸透率を図るとか化学系のことが多く、どちらかというと化粧品原料や処方をつくる開発の業務内容に近く、習っていたことが正直企画であまり役に立つことはなかったかもしれません。ひとつだけ、薬事に関しては学んでいたのでそこは入り口として理解は出来ました。
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これからの目標はありますか。
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私は新卒で一から覚えていくことが多かったのですが、中途採用の方と仕事をしていると自分に足りない部分がよくわかるようになったので、そこを改善してこれからはもっと仕事の質をあげていきたいです。あとは、やはり純粋に新ブランドで売れる商品をつくりたいです。それ以外では、商品企画で決定したものを進行しながら同時にまた新しいものを考える、という同時進行が苦手なので、うまく両立できるようにして、多くの方に感動や欲しい!と思ってもらえる商品をもっと企画できるようになりたいです。