2022年03月10日
管理・人事
佐藤社長との座談会レポート
2月9日に社員みんながざっくばらんに話せる場をつくろう!という目的で、佐藤社長を交えたオンライン座談会が開催されました。事前に社長への質問や他の社員への質問を募集し、それに社長や社員が回答する形式で行われました。43名が参加し、普段は話題にしづらい本音のトークもあり、とても有意義な時間となりました!
今回はその様子をお届けいたします。
CONTENTS
Q1.社長とのコミュニケーションについて
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Aさん
30代男性
営業
入社6年目社長とコミュニケーションをとる目的や必要性について、社長のご意見をお聞きしたいです。
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社長
普段の上司や同僚とのコミュニケーションで仕事がうまくいっているなら、特にコミュニケーションをとる必要はないよ。でも、困っている時には僕に相談してほしいし、雑談だってしてほしいな。僕に相談して上司に怒られるような心配はないから、そこは気にしなくて大丈夫。僕はおそらくこの会社の他の人よりも人生経験が豊富だと思うから、他の人よりも答えが出せるかもしれない。
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Aさん
社長に相談する以外では、第三者にどうやって相談すればいいでしょうか?内部通報のシステムについても改めて知りたいです。
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社長
直属の上司に相談して解決しなかったら、他の課の上司に相談してもらっていいんじゃないかな。コロナ禍で在宅勤務が増えて、横の繋がりが薄くなってしまったというのはあるけど…
内部通報制度は、誰にも言えないような、会社のダメージに繋がる事件事故を未然に防ぐための窓口だから、業務上の相談窓口ではないよ。他に同じように誰に相談すればいいかわからない人はいるかな?
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Bさん
30代女性
経理
入社1年目私も、誰に相談すればいいか分からない時があります。私の課には男性しかいないんですが、やっぱり女性の方が気軽に相談しやすいなあと思っていて…
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社長
そうなんだね。自分が話しやすいと思える先輩をひとり見つけておくと心強いよね。リベルタは派閥がなくフラットな環境だから、誰に相談してもみんな親身になって聞いてくれるはずだよ。もし相談の内容が会社の仕組みにかかわることなら、人事や総務に一度相談してみるのもいいと思うよ。それか、それこそ僕に相談してくれたら力になるよ。
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Bさん
ありがとうございます。
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社長
一応会社としては、従業員のみんなが仕事もプライベートも含めて快適に過ごせるように、って考えているよ。たとえばコロナ禍の初めの頃は、買い占めで食糧不足になるかもと言われていたから、一人一人の自宅に食糧物資を届けたりしたんだよね。
Q2.リベルタの経営について
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Aさん
社長自身の経営力をご自分ではどう評価されていますか?
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社長
僕自身の経営者としての能力は高くないと思っているよ。経営力とは、経営課題を解決する力。経営課題を解決して持続的な成長をし、将来国民のために使われるお金を納税することが、社会から求められる会社の使命だと思う。リベルタの経営課題を解決するために僕たち経営陣は常に試行錯誤しているんだ。
ではAさん、経営とはなんだと思う?
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Aさん
会社の理念にのっとって会社の課題を解決していくことでしょうか?
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社長
それもそうだね。別の見方をすると、経営とは儲かる仕組みをつくることかな。
その仕組みの中にいるのが人=従業員だから、仕組みだけが出来ても一人一人の成長がなければ会社自体も成長しないんだ。
ではリベルタは経営について外部からどんな評価を受けているかな?
僕は、25年という歳月をかけて上場できたことが、今の答えだと思っているよ。
Aさんは日本に上場企業は何社あると思う?
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Aさん
1,000…2,000社くらいでしょうか?
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社長
上場企業は約3800社あるんだ。上場している企業はひと握りで、リベルタはそのひと握りとして認められたということだね。でも今、まだまだ力不足だと思っていて、経営陣についてはみんな成長過程だと思って評価しているよ。今回、上場する過程のなかで学んだこともたくさんあったから、本当にこれからという感じだね。
Q3.リベルタの株価について
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Aさん
リベルタの株価が下がっていることについてはどうお考えでしょうか?
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社長
株価が下がるということは、リベルタの可能性を感じてもらえていないということだと思って真摯に受け止めているよ。
ただ、株価は市場が決めるから、コントロールすることは誰にもできないんだ。それでも業績を上げ続けられるように努力するのみだと思っているよ。業績に対して精いっぱい努力することが、経営陣の責任だと思うんだ。
株主様には株価についてどう説明するかというと、開示前の情報は伝えられない中でも、求められた質問には誠意を持って対応しているつもりだし、これから更にIRを強化していく予定だよ。
Q4.社員の努力と評価について
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Aさん
上場に向けて頑張った社員がたくさんいると思いますが、給与に反映するなど正当に評価しているのでしょうか?
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社長
みんなの成果は正当に評価しているつもりだよ。でも、がんばったから単純にお給料を上げる、というのは短絡的だよね。それよりは、生産性を上げて仕事をした人に対して、その対価としてお給料を上げる、ということかな。
たとえば、昔の話だけど、新入社員でヒット商品をたまたま発掘した人がいたんだ。だからといってその人のお給料を急にドンとアップするかというと、そうはせず、ボーナスとして高い報酬をあげた。また、別の人で、10年以上在籍した社員がいた。その人はスキルは高かったんだけど、努力をしないから実績があまりなかったんだ。
これについてはどう思うかな?
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Aさん
スキルがあるだけではお給料を上げられないですよね。
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社長
そうだね。昔の評価制度ではそうだった。だけど、最近は成果軸とスキル軸の両面から評価するような仕組みを整えてきてるんだ。
ただ、みんなが努力をすることは決して無駄にはならないっていうのは覚えていてほしいな。会社の財産になるのはもちろん、その人自身の財産になるから。
Q5.在宅勤務における社内コミュニケーションについて
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Cさん
30代女性
直販
入社1年目私は入社してからずっと在宅勤務が基本になっていて、小さい部署なので普段の業務で関わる人はそんなに多くないんです。だからもっと色んな人とコミュニケーションを取ってみたいけど、どうしたらいいかわからなくて…
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社長
なるほど、そうだよね。上司への相談の話でも出たけど、在宅勤務の弱点は横のつながりが薄れてしまうことだね。そこのところ、他の部署のみんなはどう感じてるかな?
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Dさん
30代男性
企画
入社2年目在宅勤務より出社のほうが、自分はやりやすいですね。
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Eさん
30代女性
ブランド戦略
入社4年目普段の在宅勤務ではコミュニケーションが少なくなるのは仕方ないので、その代わり、出社した時にできるだけ多くの人とコミュニケーションを取るように意識してますね!
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社長
なるほどね。入社してからあまり経っていないBさんはどう感じているかな?
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Bさん
先ほど、相談相手がいないというお話をしましたが、在宅勤務自体については、私は快適に仕事できているほうで、特に支障はないかなという感じですね。
入社して最初から在宅勤務が多かったので、慣れたのもあります。
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社長
そうなんだね。人によって色々な感じ方があるね。
昔は、どれだけ社内でコミュニケーションをとるかというのもスキルとして一般的に評価されていた時代もあったんだよね。今は、会社は友達を作る場所ではない、という人も多い。でも人の輪を広げることによって得られるメリット、たとえば知見を広げることができるのはいいことだよね。雑談でもいいから気軽にコミュニケーションできる人をつくって、積極的に話しかけるのもいいんじゃないかな。
みんな、Cさんとコミュニケーションとってみてね。気軽にね!
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Cさん
ありがとうございます!よろしくお願いします。
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社長
さっきのBさんの話で時代の話を思い出したよ。
この何十年間のうちに、いつのまにか携帯が普及していって、今の若者は生まれた時から携帯があることが当たり前な世代だよね。
時代は急には変わらず、じわじわと音もなく変わっていく。リベルタという会社も、変わっていく時代に順応していかなければいけないとすごく思っていて。
たとえば、情報源はYouTubeからとかSNSからとか、そんな人も今は多いよね。TVを全く見ない人もたくさんいる。
そういう時代の変化、今の若者の価値観の変化を知りたいと僕は思っているから、これから何か面白いアイディアや提案があればみんなにどんどん教えてほしい!今回は、少しでもみんなが社員同士のことを知れるきっかけになったなら嬉しいな。リベルタには人見知りな人、シャイな人も多いから、今後お互いにどんどん話しかけてみてほしいね。
今回の座談会を通して、社員からは、「普段関わりの少ない部署の人の話を聞く機会はあまりないので、こういう機会があると嬉しい!」「社長の考えていることを直接知ることができてよかった!」など、ポジティブな感想が多く寄せられました。
今後もこういった機会を設けて社内コミュニケーションの活性化に繋げていきたいですね!